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日常であった事とか拍手のお返事を載せていくと思います
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 咲-saki-です。

 ワハハとかおりんです。

 実は、夏星が一番大好きキャラがワハハです。

 とりあえず、ssですので、お暇な方や読んでやるぜの方はどうぞです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 麻雀の神様、どうもありがとうございます……!


 ワハハっと不服そうな幼馴染を前に、私は心の中で手を合わせて盛大に拝みます。脳内でカーニバルというか、もう爆発しちゃいそうです。
 事の発端は、目の前の智美ちゃんの不用意な一言。
 部内の練習試合に緊張感を持たせる為、とかいう名目で『一位の勝者は負けた者を好きに出来る権利』なんて冗談を、ワハハと言っちゃって。

『おい、蒲原』
『いいじゃん、面白そうだし』

 加治木先輩は、そんな智美ちゃんを呆れた顔で戒めようとしたのだけれど、時はもう遅く、私も桃子さんも、その言葉に心の琴線を弾かれて俄然やる気をだしていた。

『やります! 先輩!』
『私頑張るよ智美ちゃん!』

 って感じに。
 二人の顔が「え?」の形で固まり、加治木先輩が智美ちゃんの襟首を乱暴に掴んだ頃には、もう流れはできてしまっていた。

『か・ん・ば・ら……?』
『ごめ、ごめんって! 冗談のつもりだったんだよ!?』
『……えぇと、それでは皆さん、頑張って下さい』

 と、睦月さんは『部長なので空気を読んで辞退します』なんて華麗に逃げちゃったから、試合は私、とがっくりしている智美ちゃんと、やる気充分の桃子さんと、睦月さんを恨めしげに見つめる加治木先輩の四人でする事になって。


「……佳織、お前さ、試合開始早々にやくま……いや、いい。早く忘れたい」
「?」

 と、とにかく。私のビギナーズラックがここぞとばかりに出てきてくれて、私が一位、二位が加治木先輩で三位が桃子さん。四位が智美ちゃんになった。
 勿論、私が指定したのは智美ちゃんで、智美ちゃんは「げっ?!」と驚き、逃げようとした所を加治木先輩に腕を捻られながら捕まった。
 そして、さあどうぞとばかりに智美ちゃんを渡されて、私はそのまま智美ちゃんをいそいそとお持ち帰りしたのだった。


「……なんか、ここまで自分の発言を後悔する時がくるとは思わなかったなぁ。……ワハハ」

 ずーんと落ち込む智美ちゃん。
 そんな智美ちゃんには、悪い、とは思うのだけれど、私はドキドキしながら、大人しく私に手を引かれて、そのままベッドの上に座る智美ちゃんの全身を、夢じゃないんだって頬を抓りながら感動して見ていた。   
ごくり、と唾を飲み込む。

「じ、じゃあ、智美ちゃん……いい?」
「……ワハハ。ああ、約束どおり、何でも言う事を聞いてやるぞー、さあ、何でも言うが良い!」
「うん」

 また、喉が無意識になってしまう。
 緊張しているせいなのか、喉が渇いてしょうがなかった。
 一度首を振って、小さく深呼吸をしてから、智美ちゃんにゆっくりと顔を寄せる。
 片手を智美ちゃんの肩に置いて「お、おい?」って、体を逃がす智美ちゃんを追って、じりじりと智美ちゃんを追い詰めながら、私はいつの間にか私よりも小さい智美ちゃんのひきつった表情に、馬鹿みたいに見惚れていた。

「…なんでも、聞いてくれるんだよね?」
「え? そ、そりゃあ勿論」
「じゃあ、ね?」
「……ワハ?」

 空いた片手を、今にもベッドに倒れちゃいそうな智美ちゃんの頬にあてて、私は熱っぽく感じる頬を撫でる。

「……にゃーって言って!」
「……………………………………は?」

 長い沈黙の後、智美ちゃんを目を点にした。

 私は焦れて、頬を膨らませながら智美ちゃんに更に体をくっつける。そうしたら智美ちゃんはまた私から逃げようとして、ぼふっとベッドに倒れこんでしまう。
 それに乗り上げるように、智美ちゃんに馬乗りみたいな体勢で、私は多分、真っ赤な顔をしながらもう一度言う。

「だ、だから、にゃーって言って!」
「…………に、にゃ?」
「そう、にゃー!」

 大きく頷くと、智美ちゃんが引きつった唇のまま「に、にあー」と不器用に鳴いた。
 僅かの羞恥を何とか押し込めて、でも恥ずかしさは消えない、どこか投げやりの「にあー」だった。

「……ッ!」

 私は、私はもう、それだけで、肺の奥から「くふっ」と込み上げる熱いものを感じて耐えて押し込めて、一度智美ちゃんから顔を逸らして、ぷるぷると震えてしまう。

 ……や、やばいよぉ。
 か、かわいすぎる……!!

 天使がここにいた!

「あ、あのー? 佳織?」
「な、なぁに、智美ちゃん」
「いや、さっきのって……」

 非常に不可解そうにしている智美ちゃん。でも、私はふいっと顔を逸らす。
 今日は、智美ちゃんは私のお願いを聞かなくてはいけないのだから、私は少し我侭になろうと決めているのだ。

「?」
「あのね、智美ちゃん」
「おお?」
「ちゃんと語尾に『にゃー』ってつけないと、返事しないからね」
「………」

 智美ちゃんの「ワハハ」がひきつって、今にも崩れそうになっている。
 ちょっと待て。とか、何だそれ?! と今には声を荒げそうになるのを、何とか我慢しているらしく、唇をむににっと引き結んで、ほっぺが赤くなっている。

 ……かわいい。
 もう、どうしよう?
 もう犯罪級に可愛すぎるよ智美ちゃん……!

 そんな顔を、私の下でするなんて危なすぎるよ……! 許されるなら、今すぐにでも抱きしめたいラブリーさだった。女の子なのに鼻血でそうだよ……!

「……か、佳織にゃー。ど、して、こんな事するのか、にゃー……。ワハハ……にゃー」

 ぐふっ、と変な音が漏れたけど、もう気にしない。違う、気にする余裕がない。
 智美ちゃんは、私の理性が幼い頃から活躍しているのを感謝するべきだって、勝手ながら思うぐらいに危険だった。
 うっすら涙目になりながら、どうしてこんな、恥ずかしすぎて屈辱的な事をさせるんだー……? って、普段の明るさが掻き消えて、どこか拗ねててひねてそうなふくれッ面。
 くはっ…?!
 さ、智美ちゃん、……どれだけ私を悶えさせるつもりなんだろう。って、凄くくらくらする。

「さと、みちゃん」
「そりゃ、あ、にやー。私だって、ふざけた、けど、にゃー……。何も、こんな罰ゲームする事、ない、にゃー」

 ちょっ、うわ、ふぁあぁぁあ?!
 拙く不器用ににゃーって、にゃーって!!


「佳織、にゃー。……意地悪、にゃー」
「…………っ」
「昔は、こんなんじゃなかったのに、にゃー」
「……………」
「もー、知らないからな、にゃー」

 ……あ、もう駄目。
 うん。えと、ぷちんって、きた。


「え? うわ、佳織? ……にゃ」

 ぎゅううっと智美ちゃんを抱きしめる。押し倒した状態で、智美ちゃんの頭を抱きしめる。
 ぐりぐりってして、頬ずりして、力いっぱい抱きついた。

「智美ちゃん、可愛いー!」
「はあ?! にゃあ?!」
「ううっ、そうやって律儀に約束を守ってにゃあにゃあ言ってる所が、もう凄く可愛いよ智美ちゃーん!」
「うわっ、落ち着け佳織! なんか、凄くテンション上がってて怖いってばうわあ?!」

 衝動と情動が抑えきれなくて、もうめちゃくちゃに智美ちゃんを撫でまわしてぐりぐりしちゃう。
 頭の中はかわいいよぅかわいいよぅ、で埋め尽くされて、こうやって大好きな智美ちゃんを好きに出来る幸運が奇跡すぎて、私はそのまま智美ちゃんの真っ赤な顔を見下ろした。

「……ねぇ、智美ちゃん」
「っ、ぅ、ぐ」

 ワハハ、も、何だよー、って声も出せない、唇を結んでか細く震えて涙目の、私だけが見つけた私だけが見ている智美ちゃん。
 私は、最初からドクドクとうるさい心臓を、熱い顔を、何とか押し込めて、誤魔化して、智美ちゃんを見下ろす。
 
 もう、冗談で誤魔化す理性なんて、なかった。

 
「キス、しても、いい……?」
「っ?!」
「お願い、ううん。……今日はだけは、命令、だよ?」
「ぅ、あ」

 はぐはぐと、口を金魚みたいにして、智美ちゃんがようやく、私の肩を抑えて抵抗らしい抵抗をしてくる。
 私の空気が、智美ちゃんにとって危ないものに変わったって、敏感に感じ取ってしまったのかもしれない。
 凄く、さっきとは違う意味の可愛い顔をしていた。

 何とか、ワハハと笑おうとしているみたいだけど、それは失敗していて、だからこそきゅんってする。

「おち、つけ、にゃ、かお、り」
「落ち着いてるよ。大好きだよ。……小さい頃から、好きって何度も言ってるもの」
「だっから、どっ、うわ」
「だから、私はもうずっと我慢してて、でも今日はチャンスで、それで智美ちゃんが凄く可愛くて抑えられないから」

 そう。だから。
 もぉ、無理だよ……

「私、卑怯者になる」
「ッ」
「ごめんね……。いっぱい我慢しすぎて、罪悪感とか、ちょっとはあるけれど、やめようって思うほどじゃ、ないんだ。智美ちゃん」
「かお、り……?」
「命令するよ。智美ちゃんの大切な意思を無視して、智美ちゃんとエッチな事をするよ」
「ッ、ち、直接的に、言うなぁ!」
「なので、智美ちゃん」

 キスをします。

 そう宣言すると、智美ちゃんはまた、はぐはぐと泣きそうにあわあわして、ぐすっと鼻を鳴らして、私の、冗談を言っていない顔を見てから、悲しそうに目を閉じる。
 そんな姿が、愛おしいなぁ、って。私の胸を熱く熱く煮えたぎらせて、ぐつぐつとどうしようもできなくしてしまう。
 
 小さい頃は大きく感じた智美ちゃんが。
 今は、私の腕の中で、大人しく私を待っていてくれるから。


「智美ちゃん、大好きです」


 卑怯者を自負する私は、腕の中で一度ぴくんとした幼馴染を優しく抱擁して、そっと唇を落とした。

 夢見るそれは、酷く甘いと感じて。

 ―――こんな強引な方法だったのに、泣きそうなぐらい、幸せを感じられた。







「キスしたね、智美ちゃん」
「…………」
「すっごく可愛かったよ、智美ちゃん」
「…………」
「あ、でも舌をいれるのは頑張って我慢したんだよ、偉いでしょう?」
「…………」

 にこにこと笑いながら、びくびくしている智美ちゃんの制服のボタンを一つ、また一つ外していく。
 智美ちゃんは、えぐえぐと怯えつつも、必死に口をつぐんで、隙あらば逃げようと視線を動かしていた。

「あ、あのさぁ、佳織……にゃー」
「なぁに、智美ちゃん」
「も、死にそう、なんで、その……許して下さい……にゃぁ」

 ―――。

 えっと。ね。
 ここで、そんな、涙目で、おねだりで、許して、って…………。

 今度、猫耳と尻尾を買おうって、断固として決めた。
 ぷちぷちぷちって、頭の中で更に細かい何かが切れた音がして、でも、どうでも良かった。


「智美ちゃん……」
「う、うん」
「優しくするね……!」
「って、へっ、いや、そ、そうじゃなくて」

 身体に力が入りすぎて、ぎくしゃくとしか動けない智美ちゃんの頬に口付ける。「うひゃ?!」なんて悲鳴を心地よく聞いて、肌蹴た上着から手を入れて、肌を撫でながら、そっと下着の中に指を入れた。

「ッ、い……っ、ちょ…まっ……?!」

 慣れない感触に、身を捩るけれど、私は智美ちゃんの小ぶりな胸を手の平いっぱいに感じて、うっとりとしてしまう。


「じゃあ、智美ちゃん。下着、外して……?」


 自分でね、って。
 動かすのに邪魔だから、って。
 そう意地悪に微笑んで言ってから、また智美ちゃんの頬に口付ける。

 なんだか、唇はもったいなくて、幸せすぎて、簡単に奪えなくなってしまったのが。

 誤算といえば、誤算だな、って、ちょっと残念に思いながら。





「か、佳織のごーかんまできちくでいじめっこー」
「その言い方可愛いよ智美ちゃん」
「佳織なんか、きらいだー」
「私は愛してるよ智美ちゃん」
「…………」
「?」
「あの、さ」
「うん、なぁに?」
「……ど、しても、脱がなきゃ、駄目、にゃー」
「……え?」
「だ、め、ですか、にゃー」
「ッ!? こ、ここにきて、上目遣いで、おねだりって、えと、うわ、さすが智美ちゃん。可愛すぎるよ」
「……いや、か、覚悟、決めたからさ。別に、して、いいけど。……服、脱ぐのは、恥ずかしい」
「――――――」
「き、着たままが、いい、にゃー」
「ぐふっ」


 たどたどしい智美ちゃんの着衣エロおねだり。
 承りました……!


 ああ、本当に、

 麻雀の神様、ありがとうございます……!


「智美ちゃーん!!」
「えっ?! うわあ?!」

 
 その後は、智美ちゃんをたくさんにゃんにゃんしました。

 すっごく可愛かったです。おしまい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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